村上春樹さんの
「走ることについて僕の語ること」という本があります。
この本が面白くて、
しゃれとんしゃーな文章を見つけました。
大体の文で書きます。
***
たとえ長く生きなくてもいいから、
少なくとも十全な人生を送りたい。
同じ十年でもぼんやりと生きる十年よりは、
しっかりと目的を持って、
生き生きと生きる十年の方が当然ながらはるかに好ましいし、
走ることは確実にそれを助けてくれると僕は考えている。
***
十全とは、欠けることないこと。
ニアリーイコール万全。
この後に、
「ランニングとは、人生のメタファーであるので
人生の全てとランニングは繋がっている」という記述があって
そこもしびれるのですが、
長いので書きません。
本書に譲ります。
ですが、引用部分だけでもかっこよくないですか?
ただ万全にいきたいなあということを
さらっと書いているだけなのですが、
村上春樹さんが書くと超絶カッコいいです。
めちゃめちゃしびれました。
この本に書かれているのですが、
万能性がある人間はなんていない。
私はいろいろなものを手放した。
残ったもので生きていく。
というような記述があるのですが、
私も万能性なんてないと
はなから思ってますし、
残りものだけで生きていく気満々なので、
ランニングが本当の助けになればいいなと思います。
「残りの人生を十全に近づけたい。そのためにランニングをする」
というのは
ランニングをする上で、いい理由付けになるなと思ったのでした。
まとめ
残りの人生を十全に近づけるためにランニングをする!
これ最高やんか。
ではでは〜。
アイキャッチ画像は村上春樹新聞から使わせてさせていただきました。
