司馬遼太郎が好きでわりと読んでいるのですが、「梟の城」は面白いのでおすすめです。
本の中で、書かれているかっこいい言葉を紹介します。
「人の生涯の生き方というのは、さまざまにあるということを申そうとしたまでじゃ。
おのれの樹(た)てた生き方が、当人にとって美しければそれでよい。
それぞれのいのちを、思うさまに生きていってよいことじゃ。
それもこれも、やがては微塵と吹き散る。
同じく微塵と吹き散るわしが、他人が美しいと思うておる生き方に、それは美しゅうないぞと苦情を申し入れにゆく滑稽さが相わかった。
このことを、重蔵めが、なんと無(の)う、おもいしらせおったわ」”
正直、いい生き方、わるい生き方なんてひとそれぞれ違います。
わたしは普通の人生がいいとか、おれは波乱万丈がいいとかあるじゃないですか。
普通の人生も、どこからが普通でどこからから普通じゃないのか。
いいとかわるいとかグラデーションで結局境目はないし、見方を変えればいいも悪いもわからない。
たとえば、コロナのせいで大不況になっていますが、ECサイトは絶好調ですし、マスクもたくさん売れてますし、なんがいいのか悪いのかわからない。
ひとによっていいとか悪いとかコロコロ変わるんです。コロナだけにコロコロ。
だから、自分がこうしたいと思うなら、実際に気が済むまで、進めばよい。
まわりがだめな人生だったと評価しようが、おまえは馬鹿なやつだなと揶揄されようが関係ないです。
やりたいことはやる。だめならどうやったらできるかを考える。
「志ある精神から生まれた、心から湧き上がるものは正しいと考えてよい。
艱難辛苦も心から湧き上がるものを元に行動していれば、それは最高の出来事につながっていく」
っていうのも思い出しますね。
いままで、みんなのおかげで生きてこれたなら、これからもみんなのおかげで生きれます。結局どうにかなるし、どっかに落ち着く。
これはいいとか悪いとか、これが美しいとか汚いとか、んなものは考えずこれから生きていきましょう!
梟の城を読むと 「おもうように生きよ」 というのが伝わってきますぜ!!
おもうように生きよ!